一時期流行ったナットウキナーゼの矛盾とは?

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納豆に含まれているナットウキナーゼは約20年前にある学者が、血栓をナットウキナーゼが溶かすと言い、納豆を食べると脳梗塞や心筋梗塞の要因である血栓を溶かすといったことが始まりのようです。

このことをきっかけに「血液サラサラ」のブームに乗って、納豆を食べると血液がサラサラになるということにつながったようです。

ある番組の功罪

その後、ある番組で納豆をテーマにナットウキナーゼの有効性を大々的に取り上げ、ナットウキナーゼを発見した学者が出てきて「血栓を溶かせる食品は納豆しかない」と言っていました。

この番組では仮想の血管と言う事で、試験管内に人工的な血栓を作り、血管の中の血栓をイメージさせていました。そこにナットウキナーゼを入れると血栓がみるみる溶けていき最終的には血栓が半分になりました。

このように見れば納豆を食べていれば血栓は溶けていき、脳梗塞や心筋梗塞にならないと思い込んでしまう人もいるかもしれません。

ナットウキナーゼの矛盾

しかし、ナットウキナーゼは胃腸の消化液で分解されてしまいます。

たとえ分解されずに腸までいったとしても分子量が大きすぎて血液には吸収されません。

ナットウキナーゼの分子量は2万で、腸から吸収できる分子量は約1万以下の物質しか物理的に血液中には吸収されません。

ナットウキナーゼが血栓を溶かすのは事実ですかもしれませんが血栓だけを溶かすわけではなく、たんぱく質を溶かしたり、たんぱく質分解酵素である可能性が高いと言う資料もあります。

もしそうならナットウキナーゼを点滴で投与した場合、拒絶反応を起こしたり、白血球や赤血球、血小板が壊れてしまい、出血しやすくなったり、貧血になったり、免疫力が低下する可能性すらあります。


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