
台所用洗剤の危険性
台所用洗剤にはよく合成界面活性剤が含まれていますが、洗浄や泡立ち効果を上げるために、両性イオン系の合成界面活性剤が使用されたり、非イオン系の合成界面活性剤が複数使用されたりしていることもあるようです。
いずれのタイプも、皮膚の脂分を取り除き、細胞膜を破壊する作用があります。
そのために、皮膚のバリア機能が働かなくなり、洗剤に含まれているさまざまな化学物質が経皮吸収されやすくなってしまいます。
危険な科学物質の一覧
下記にある合成成分が含まれている洗剤は避けたほうがいいでしょう。
・ラウリル硫酸ナトリウム(ラウリル硫酸Na)
・ラウリルスルホン酸
・ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩(AES、POER)
・ラウレス硫酸ナトリウム(ラウレス硫酸Na)
・パレス-3硫酸ナトリウム(パレス-3硫酸Na)
・パレス-3硫酸アンモニウム
・ラウリル硫酸アンモニウム
※()は表記名です。
台所用線剤を使ったラットの実験結果
台所用合成洗剤の有毒性を調べるための動物実験では、ラットは皮膚障害を起こしたり、肝臓や腎臓に障害を起こして死亡したという研究もあります。
同じ哺乳類の人間にも同じことが言えるでしょう。
洗い物をするときは合成界面活性剤を使用していない昔ながらの「液体石鹸」などの無添加なものは比較的安全で使いやすいのではないでしょうか。
合成界面活性剤を含んでいるものを使うにしても、濃度が30%以上のものは危険です。
できるだけ濃度が低い製品を選び、水で薄めたりお湯を使ったりして工夫をされると良いでしょう。