防虫剤には発がん性物質が含まれている?

 | | カテゴリー:科学物質 | タグ:,

PAK86_inakanonatu500

防虫剤のアレルギー症状

押入れやタンスを開けたときにくしゃみが出ることはないでしょうか。

もしそうだとすると衣類の防虫剤の影響によるアレルギー症状かもしれません。

防虫剤の危険性

防虫剤に含まれている「樟脳(しょうのう)」とはクスノキから取れる天然成分ですが、皮膚や目などの粘膜に刺激を与えることがあります。

押入れやタンスを開けたときにくしゃみが出る原因はこの樟脳が鼻の粘液に刺激を加わることによって起きているのです。

樟脳は天然成分ですが防虫剤にはその他に、「パラジクロロベンゼン」や「ナフタリン」など、発がん性を疑われている薬剤が使われている場合があります。

ナフタリンの発がん性

アメリカでは、国家毒性プログラムがラットとマウスを用いたナフタレンの毒性試験を実施し、1992年と2000年に結果が公表されました。

その結果、ラットの鼻に腺腫と神経芽細胞腫の発生の増加を根拠として発がん性の証拠として公表されました。

防虫剤といえばナフタリンだったが・・

また、ナフタレンにさらされると、赤血球が障害を受けるため破壊されます。

赤血球の再生は可能ですが、子供が誤ってナフタレンを含んだ防虫剤や防臭剤を口に入れると染色体異常が発生し、発がんのリスクが高まります。

大切な服を虫に食われるのは嫌なことですが、子供がいるご家庭では必要以上に防虫剤を使うのは控えたほうがいいかもしれません。


スポンサードリンク

最近の投稿

PAGE TOP