骨折も自分で治せる?人体の骨について

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人体の骨は206本もある!

骨は人体におよそ206本もあり、身体を支えたり、内臓を守ったりしています。

骨の構造は、表面を覆う「骨膜」、硬い強度を持つ「緻密骨」、スポンジのように穴が開いている「海綿質」の3つからなっています。

外側が硬く、内部は穴が開いているため、軽いうえに頑丈な作りになっています。

骨は血球も作っていた?

骨は血球の生産もしていて、血液中に35~55%程度含まれている、血液細胞とも呼ばれる「血球」は、骨が生産しています。

頭蓋骨や脊椎骨のように大きな骨の中央部には「骨髄腔(こつずいくう)」という空洞があり、そこには「骨髄」が詰まっています。

この骨髄で、血液中に含まれる血球の生産を行っています。

大きく分けて、赤血球、白血球および血小板の3つにがありますが、それぞれ下記のような作用があります。

赤血球・・・血色素ヘモグロビンを含み、外呼吸で取り入れた酸素を、全身の細胞に運んでいる

白血球・・・感染防御などの種々な免疫反応に関与している

血小板・・・血管破壊部分における血栓の作成などを行なっている

骨折は自分で治せる?

骨は折れても再生できるので、骨折も自分で治すことが可能です。

骨折した部分はまず「血腫」で埋め立てられて、骨を作る「骨芽細胞(こつがさいぼう)」が細胞分裂を繰り返し、そこに石灰が沈着して「仮骨(かこつ)」が作られます。

そして、硬くなった仮骨から、「破骨細胞」という骨を壊す細胞が不要な部分を吸収し、元の形に戻していきます。

骨折が完治するまでの時間は、肋骨なら約3週間、大腿骨なら約8週間ほどかかりますが、若い人ほど新陳代謝が激しいので早く再生します。


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