ペクチンとは?安全?危険?
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ペクチンはジャムなどに含まれている
ジャムを作るとき、完熟のフルーツには多くのペクチンが含まれているため、優れたゲル化作用によって自然ととろみがつきますが、未熟や過熟のフルーツにはペクチンが少なくとろみが出ないため、ジャムなどを作るときは食品添加物の粉末ペクチンを業者から仕入れて使用します。
ペクチンは食物繊維の一種で、植物の細胞間をつなぐための接着剤のようなものです。
ペクチンは水溶性で水に溶けるのと、糖や酸と一緒に加熱することでとろみがつく性質があります。
ジャムに含まれているのは添加物のペクチン
粉末ペクチンには果物由来のペクチンも20%程度含まれていますがほとんどは安定剤などの添加物です。
ジャムの原材料表示に「ペクチン」といった表示がされている事がありますが、これは粘り気を出すために用いる増粘安定剤の食品添加物です。
そのため果物本来のペクチンの他に粉末加工のほうを「ペクチン」と原材料表記します。
では、ペクチンは身体にとって有害なのか
ペクチンの効用としては、水溶性食物繊維としてコレステロールの吸収を防いだり、血糖値の上昇などを抑えたり、体内に蓄積されていたダイオキシンを吸着して排泄する効果などが期待できます。
しかし、体にいいと思ってペクチンを摂取しようとジャムを食べても粉末ペクチンの大部分は添加物のため、知らないうちに逆効果になってしまう可能性があります。
添加物を使ってコストが下がり、値段も下がったとしても体に有害なものを取り込む場合があると思うので自己管理が必要でしょう。