乗り物酔いは加齢とともにしなくなる?乗り物酔いはなぜ起きるのか

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身体の傾きはリンパ液の動きで感知している

体の傾きを感じているのは、三半規管という所というのはどなたでも知っていると思います。

三半規管の「三半」という名前の由来は、上下・左右・水平の三つの方向を向いた管(半規管)からできているためです。

それぞれの管の中にはリンパ液という液体で満たされており、体が傾くとリンパ液の動きを感覚毛と呼ばれる器官が感知することで体の傾きを感じ取っているのです。

ちなみに、リンパ液というものは毛細血管から染み出した血漿とリンパ球が流れており、「リンパ」という言葉の語源はラテン語で、その言葉の意味は「湧き水」という意味です。

また、管が交わる場所にも耳石器という器官があり、ここでも傾きを感じる事ができます。

乗り物酔いの原因とは?

乗り物酔いなどは、三半規管が混乱することによって生じます。

乗り物に乗っていると、急ブレーキや急発進などで、他では感じられない振動を感じます。

この振動を三半規管が感知し、脳や自律神経まで信号が伝わり、反射的に冷や汗が出たり吐き気を催したりしてしまうのです。

年をとると乗り物酔いをしなくなる?

小さい頃にかかりやすい乗り物酔いですが、年齢とともに三半規管や反射機能が衰えてくるので、一般的には年をとると酔わなくなります。

若い頃はしょっちゅう乗り物酔いをしていて、最近乗り物酔いをしなくなったと感じている人がいるならば、それは年をとってきている証拠だと思ったほうがいいでしょう。


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