
関節には3種類ある
間接とは、骨と骨が接している箇所のことで、全身に68箇所あります。
間接には3種類あり、頭蓋骨のように全く動かない「不動関節」、胸骨のように少しだけ動く「半関節」、自由に動く「可動関節」があります。
可動関節に関しては、「球関節」と「蝶番関節」の2種類があります。
肩のようにさまざまな方向へぐるぐると回せる関節が球関節というタイプで、片方の骨の先端が丸くなっており、さまざまな方向へ動かすことが出来ます。
肩のほか、足の付け根なども球関節です。
肘のように一方しか動かせない関節は、蝶番関節というタイプで、ドアの蝶番に似た形で骨が接しています。
このタイプは、一方向にしか動かせません。
可動関節は、骨の先端が軟骨に覆われ、動いても骨に傷がつかないようになっています。
そして、その周りをじん帯が二つの骨を繋ぐようにして覆っています。
軟骨とは?
軟骨とは、骨と骨が接している関節が向かい合う面や、肋骨と胸骨のつなぎ目などにある弾力性のある骨です。
軟骨の間は、滑液という潤滑液が分泌され、スムーズに動けるようになっています。
軟骨は血管が通っていないため、間接の潤滑油の役割を持った「滑液」が血液の代わりに栄養を供給しています。
ジェル状の基質の中に軟骨細胞が含まれるという構造で、骨への衝撃を吸収して和らげることが出来ます。
基質とは?
基質(きしつ)とは、酵素によって化学反応を触媒される物質のことをいいます。
酵素反応以外に触媒反応全般に拡張して用いたり、化学反応全般に対して原料物質という意味で使用されることもあります。
解剖学や細胞生物学などで使う場合の基質という意味では、ある場所、空間を埋めている物質のことをいいます。
英語ではマトリクスと呼ばれることもあります。
椎間板ヘルニアを治す治療法がある?
椎間板ヘルニアとは、軟骨の疾患です。
脊椎の椎骨の間にある椎間板という軟骨が過度の負担によって裂けてしまうことにより起こるものです。
脊髄への衝撃を吸収していた軟骨が機能しなくなったことで脊髄が圧迫され、ひどい時は立てなくなるほど激しい痛みを伴います。
最近では、これらの症状を改善するため、軟骨を再生する治療法が開発されました。
身体の別の部分の軟骨を一部採取し、3~4週間培養してから磨り減った部分に移植する治療法で、移植後6~7週間で安定し痛みが消えていくといったものです。
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