
合成甘味料アスパルテームとは?
アスパルテームとは、アミノ酸のアスパラギン酸とフェニルアラニンとメチルアルコールを結合させたもので、甘味度は砂糖の180~220倍といった甘さがあります。
しかし、アスパルテームに含まれている「メチルアルコール」は「劇薬」であり、人間が誤って飲んでしまうと失明する可能性があります。
アメリカではアスパルテームの使用が1981年に認められてから頭痛やめまい、不眠や視力・味覚障害などに陥ったという苦情が相次ぎました。
この事件の原因は、メチルアルコールが体内で分離したことだと考えられています。
さらに1990年代後半には、複数の研究者によってアスパルテームが人間に脳腫瘍を起こす可能性があることが指摘されています。
また2005年には、イタリアにて行われた動物実験ではアスパルテームによって白血病やリンパ腫の発生が認められ、人間が食品からとっている量に近い量でも異常が観察されたそうです。
動物と人間のサイズや効果にはどの程度の誤差があるか分かりませんが危険性があることは分かると思います。
アセスルファムKとは?
アセスルファムKは、2000年に認可された比較的新しい添加物です。
アセスルファムKは消化酵素では分解されずに、そのまま腸から吸収されて、血液中に入ります。
肝臓を経由して「異物」となり、体中を巡り回って腎臓に到達します。
この循環は肝臓や腎臓への負担があり、実際に犬にアセスルファムKを0.3%含む餌を2年間食べさせた実験では、リンパ球の減少が認められました。
また、同じく犬に先程の10倍である3%含んだ餌を2年間食べさせた実験では肝臓障害の際に増えるGPTの増加とリンパ球の減少が認められました。
つまり、この結果から肝臓がダメージを受けたり、免疫力が低下する可能性があるということが分かると思います。
ポリデキストロースとは?
ポリデキストロースは、ブドウ糖とソルビトールとクエン酸を化学反応させて作ったもので、一応は食品に分類されていますが消化されにくいため、一度に大量に摂取すると下痢を起こすことがあります。
また、ソルビトールとはグルコース(ブドウ糖)から合成されてできる糖アルコールのことで、食品添加物のひとつです。
ポリデキストロースには毒性はほとんどないといえますが、消化されにくいため人間の消化酵素では分解されません。
人間の消化液で分解されにくいため、食物繊維のひとつに数えられています。
ポリデキストロースは、一度に大量にとらない限りはほとんど無害といっていいです。
マルトデキストリンとは
マルトデキストリンとはぶどう糖が数個結びついた糖質の一種で、でんぷんを分解した時に作られます。
小麦由来のマルトデキストリンにはグルテンが含まれており、アメリカではセリアック病を発症する危険があるため表示が推奨されています。
しかし実際にはタンパク質はほとんど除かれているのでグルテンはほぼ含まれてはいません。
マルトデキストリンはでんぷんよりも消化されやすく、それでいて糖分と違って急激に血糖値を上げることがないという特徴があります。
カロリーを気にするよりも、こういった添加物を気にしてほしいと思います。
害のある食品添加物を見極めよう
保存料に使われている安息香酸Na(ナトリウム)は、ビタミンCと化学反応を起こし、ベンゼンという化学物質に変化する場合があります。
ベンゼンは、人間に白血病を起こすことが分かっている危険な化学物質です。
また、安息香酸Naを5%含むえさをラットに4週間食べさせた実験では、すべて過敏状態、尿失禁、けいれんなどを起こして死んだという実験結果もあります。
安息香酸Naは保存料として飲み物や食べ物に長持ちさせるために添加されていますが、賞味期限が延びても有害物質をとっていたらまったく意味がありません。
成分表をよく見ると書いてあるのでなるべく含まれている食品は避けた方がいいでしょう。