
リーキガット症候群とは?
小腸の内側にはひだがあり、表面は絨毛と呼ばれる突起で覆われています。
さらに、絨毛の表面には細やかな突起があり、これを「微絨毛」といいます。
微絨毛の表面の栄養吸収細胞は吸収能力を維持するため、わずか24時間で生まれ変わる短命な細胞です。
この栄養吸収細胞が生まれ変わるときに異常が起きると、栄養を吸収する穴が大きくなりすぎる場合があり、消化できない有害な物質までも取り込んでしまうようになります。
そのため、食品アレルギーやアルコール中毒になりやすくなってしまいます。
さらに、栄養吸収細胞によって吸収されてしまった有害な物質を処理するため、肝臓や腎臓にも負担がかかります。
このような症状を腸管壁浸漏症候群「リーキガット症候群」といいます。
リーキガット症候群を引き起こす原因とは?
非ステロイド抗炎剤は炎症を起こす局所ホルモンの分泌を促進し、絨毛や栄養吸収細胞などに炎症を起こすため、リーキガット症候群の原因になります。
2007年4月ブダペストの学会では、アレルギー肝障害や糖尿病、肥満、クローン病などの病気の原因として報告されたそうです。
対処法は、夜食や食べすぎなどの食生活や、運動不足といった生活習慣を改善することで、症状を良くすることが出来ます。
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