
赤ちゃんは未熟児のまま生まれてくる?
人間は二足歩行に進化する過程で、弊害も生まれてしまいました。
この弊害とは、人間の赤ちゃんは生理的早産といって、頭蓋骨が繋がっていなかったり、筋肉が頭を支えられなかったりと、未熟な状態で生まれなければならなくなってしまいました。
その理由は、二足歩行をするために骨盤が小さくなったため、大きな子供を産めなくなってしまったことが原因です。
赤ちゃんの頭蓋骨には、狭い産道を通過するため、隙間があります。
産道に入ると、この隙間を埋めるように骨が動き、頭を小さくして通り抜けていきます。
この隙間は1歳半~2歳ぐらいまで開いていて、骨がずれやすい状態にあります。
生まれてすぐの赤ちゃんには注意が必要?
生まれてすぐは、頭を支える首の関節や筋肉が発達していないため、いわゆる「首が座っていない」状態になっています。
赤ちゃんの頭の重さは体重の10%もあり、抱き上げるときにぐらつくことで脳にダメージを与える恐れがあるため危険です。
筋肉や関節がしっかりしてくるのは生後3~4ヶ月目で、その頃になってようやく「首が座った」状態になります。