
脂肪が必要な理由とは?
文明が発達して生活が豊かになるはるか昔、人間は常に飢えの危機にさらされる生活を送っていました。
今日はお腹いっぱい食べられても、明日は何も食べられないかもしれないというような生活が、余った栄養分を脂肪にため込む体の仕組みを作ったのです。
脂肪は体重の15%~25%を占めており、妊娠や出産でエネルギーを使う女性の方が、男性よりも多くため込むようになっています。
脂肪は免疫を強くする?
脂肪は「内分泌器官」としても機能しており、免疫を強くする「生理活性物質」を作る働きもしています。
そのため、痩せている人はこの働きが弱いので、風邪などにかかりやすくなってしまいます。
痩せている人は病弱というイメージがありますが、脂肪が少ないため免疫力が弱ってしまうことになります。
その他の脂肪の役割とは?
そのほか、身体への衝撃を吸収するクッションとしての役割や、内臓を正しい位置に保つ役割も脂肪にはあります。
また、脂肪は熱伝導率が低いので、寒い季節には空気に体温が奪われるのを防ぐ保温効果もあります。
このように脂肪にも重要な役割があるため、必要以上なダイエットは逆に健康を損ねます。
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