
日本三大死因となっている成人病とは?
日本の中で代表的な成人病であり、日本三大死因でもある、がん、心臓病、脳卒中。
このうち心臓病と脳卒中はいずれも循環器系の病気といわれています。
ここでいう「循環」とは、血液の循環を意味しているからです。
要するに、循環器系の疾患とは、心臓や血管にかかわるトラブルのことをさしているのです。
日本三大疾病になりやすい人の共通点とは?
これらの病気になりやすい人の共通の特徴は、動脈硬化が著しいことです。
なぜなら、心臓で動脈硬化が起これば狭心症や心筋梗塞の原因になり、脳動脈や首のあたりにある頚動脈が動脈硬化を起こせば脳卒中になるからです。
脳卒中には、脳動脈が破れる脳出血と、血管が詰まることで起きる脳梗塞の二種類あります。
本来、動脈には弾力があるので、血液の流れに合わせて内径が広がったり戻ったりしています。
その弾力を失うのが動脈硬化なのです。
動脈硬化の原因とは?
動脈の壁にコレステロールやカルシウムなどの物質が溜まり、壁が厚くなって血液の流れが悪くなることを動脈硬化といいます。
その原因はいくつかあり、老化現象で起こる事もあれば、血管壁の傷が原因で起きることもあります。
動脈硬化が起こる場所によって、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気になるため、危険性がとても高いので注意が必要です。
前までは動脈硬化の発生説で有力だったのは、血管壁の傷によって起こるという説だったのですが、最近注目されている説に移行しつつあります。
それは、まず血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が、活性酸素により酸化コレステロールになります。
その後、酸化コレステロールをマクロファージが処理しすぎ、泡沫細胞の数が増え血管壁が厚くなり、動脈硬化が起こるという説です。
現在ではこの説が有力なため、酸化コレステロールが問題視されています。
これは、食生活の乱れや強いストレスが根本の原因のため、生活習慣を改善するのが一番の解決策です。
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