
ウコンの成分とは?
ウコンには約5%前後の精油成分と、約5%前後のポリフェノール類が含まれています。
ウコンに含まれる黄色い色素のクルクミンには、俗に肝臓の機能を高めるといわれています。
ウコンの有効性、安全性はあるのか?
テレビCMで頻繁にウコンを宣伝していますがアルコールから肝臓を保護し、二日酔いを防ぐイメージを持つ人がほとんどではないでしょうか。
健康食品を検証している国立健康・栄養研究所によると、俗に「抗酸化作用がある」、「肝臓によい」、「発がん性を抑制する」などといわれていますが人での有効性・安全性については信頼できるデータが見当たらないといいます。
ウコンは肝臓に良い効果があるのか、本当はよく分かっていないのが事実です。
特に肝障害患者においては、サプリメントとして市販されている通常量で重篤な状態に陥った例が少なからず報告されています。
また、ウコンによって自己免疫性肝炎を併発した可能性があるといった症例も発表されています。